2018年平昌オリンピックが迫ってきました。日本から平昌オリンピックに出場する選手たちもほぼ出そろいました。どの選手も、これまでの練習の成果を平昌の舞台で思いっきり発揮してほしいと思います。
そんな中、日本代表選手の発表がこれからのノルディック複合。ノルディック複合の日本代表選手の発表は、2018年1月22日となるようです。
ノルディック複合は、その競技の過酷さから男子選手のみで行われます。ですが2015年からは、女子の選手登録も受け付けているそう。もしかしたら近い将来、女子のノルディック複合も開催される日が来るかもしれません。
スキー競技の中でもとても古い競技のノルディック複合。1924年フランスシャモニーモンブランオリンピックから開催されているそうです。当初は、個人戦のみが行われていたそうですが、1988年カルガリーオリンピックからは、団体戦が追加されたそう。
日本代表選手の発表はもう少し先ですが、どの選手がノルディック複合・日本代表として、平昌オリンピックに出場するのか楽しみです。代表選手は、発表され次第更新していきます。
ノルディック複合日本代表選手の紹介!
スキーノルディック複合の日本代表選手の発表がありました。渡部暁斗選手と弟の渡部善斗選手、揃っての代表入りです。
そして、渡部家は暁斗選手のお嫁さん・渡部由梨恵選手もスキーフリースタイルハーフパイプでの日本代表入りとなりました。渡部家の選手の皆さん、頑張ってください。
ノルディック複合 男子 渡部 暁斗(北野建設)
ノルディック複合 男子 永井 秀昭(岐阜日野自動車)
ノルディック複合 男子 渡部 善斗(北野建設)
長野県白馬村出身。
ノルディック複合 男子 渡部 剛弘(ガリウム)
福島県会津若松市出身。
ノルディック複合 男子 山元 豪(ダイチ)
ノルディック複合競技時間やテレビ放送時間はいつ?
スキー競技の中でも、ノルディック複合は、とても日本でも人気のある競技。かつては、荻原健司、次春兄弟の活躍もありましたね。2018年平昌オリンピックでのノルディック複合はテレビ放送もあるので、テレビの前でしっかり応援したいと思います。
日 | 曜 | 時間 | 種 目 | 日本代表選手 | テレビ放送 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2/14 | 水 | 15:30 | 個人ノーマルヒル+10km | ジャンプ | 14:50~NHK | |
17:45 | クロスカントリー | |||||
2/20 | 火 | 19:00 | 個人ラージヒル+10km | ジャンプ | 21:35~NHK | |
21:45 | ラージヒル | |||||
2/22 | 木 | 16:30 | 団体ラージヒル+4x5km | ジャンプ | 16:20~NHK | |
19:20 | ラージヒル |
ノルディック複合ルールを解説!
ノルディック複合には、3つの種目があります。
①個人戦/ラージヒル・10km
②個人戦/ノーマルヒル・10km
③団体戦/ラージヒル・クロスカントリーリレー 20km×4人
ジャンプとクロスカントリーの2つを組み合わせた競技。ジャンプの瞬発力とクロスカントリーの持久力が必要で男子選手のみで行われる競技です。この種目を制した者は、『キング・オブ・スキー/King of Ski』と言われるそうです。
とても体力の必要な競技なのですね。
ノルディック複合のジャンプを換算して、クロスカントリーのタイム差に!
ジャンプとクロスカントリーを組み合わせたノルディック複合。まず初めに、ジャンプを飛びます。ジャンプは、間近に行われたワールドカップの世界ランキング下位選手から順に、2度ジャンプを飛びます。1度目は試技、2度目が本番のジャンプとなります。
ノルディック複合の採点は、まずジャンプで ①飛距離点 ②飛型点の合計を出します。その合計に合わせてクロスカントリーのスタートタイムに差が付けられます。
ジャンプでいいポイントを稼ぐほど、クロスカントリーでは早くスタートできるので、ジャンプも気を抜けません。
グンダーセン方式とは?平昌五輪でのK点は何m?採点方法も解説!
①飛距離点の採点方法とは?
平昌オリンピックでは、ノーマルヒルのK点…98m、ラージヒルのK点…125mとされています。K点を超えると60ポイントがプラスされます。このK点をもとに、ジャンプの①飛距離点を出します。
ノーマルヒルK点98m … 98mを超えると1m毎2.0のポイントが加算、
ラージヒルK点125m … 125mを超えて1m毎に1.5のポイントが加算されます。
例えば…
ラージヒルで130mのジャンプを飛んだ場合、5m×1.5=7.5
60+7.5=67.5ポイント獲得
ノーマルヒルで105mのジャンプを飛んだ場合、7m×2.0=14.0
60+14.0=74.0
ラージヒルで115mのジャンプを飛んだ場合、-10m×1.5=-15
K点基準点ポイント60―15=45ポイント
ジャンプがK点を越えなかった場合には、K点基準点60よりも少なくなってしまいます。
②飛型点の採点方法とは?
ジャンプの飛型点とは、空中での姿勢の美しさや安定性を採点したもの。5人の審判が20点の持ち点から減点していきます。5人の点数のうち、一番いい点数と一番悪い点数は除かれ、中間の3人の点数が採用されます。
飛型点の満点は、60ポイントとなります。
①飛距離点+②飛型点の合計で、クロスカントリーのスタートのタイム差が決まります。
個人戦ノーマルヒル・ラージヒルの場合には、15ポイント当たり1分と換算されます。
例えば、75ポイントは、5分と換算されます。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。