韓国平昌オリンピックが開催中です。フィギュアスケートの羽生結弦選手が、韓国入りし、氷上練習にも姿を現したそうです。
トリプルアクセルも着氷させたそう。足首の怪我から3カ月。その姿を心待ちにしていたファンも多いことでしょう。
ファンからしたら、出来るだけオリンピックを生放送で見たいと思うものですね。ですが、そんな視聴者目線のタイムスケジュールが、選手たちを苦しめているという一面もあるようです。
平昌オリンピックの競技時間がおかしいと話題になっています。どんなふうにおかしいのでしょうか。
スキージャンプの競技時間はなぜ夜遅くからなの？
スキージャンプの競技時間は、男子ノーマルヒル・ラージヒル、女子ノーマルヒルともに夜9時半以降の開催となっています。韓国平昌オリンピックのスキージャンプ台は、強風が吹きすさぶ厳しい環境となっているようです。
そもそもなぜ、寒さの厳しくなる夜遅くの競技開催となっているのでしょうか。それは、テレビ放送時間が大きくかかわっているようです。
スキージャンプは、欧州で人気のスポーツ。その欧州のプライムタイムに合わせた競技時間となっているようです。
例えば、韓国（日本）時間夜10時と言えば、ノルウェーでは、午後2時。お昼ご飯も終わり、昼間のテレビ放送も見やすい時間帯。
欲を言えば欧州のプライムタイムに合わせたかったかもしれません。ですが、ノルウェーの午後7時と言えば、韓国時間では夜中の3時。いくらなんでもそんな時間に競技をするわけにはいきませんね。
フィギュアスケートの競技時間は、なぜ午前中なの？
そして首をかしげたくなる競技時間は、フィギュアスケートも。フィギュアスケートの放送権を持つ北アメリカのテレビ放送がとてもよくみられる時間帯、プライムタイムに合わせて、競技の時間が決められていると言われています。
例えば、アメリカ・ニューヨークの午後8時に放送される為には、韓国時間の10時から競技をするとライブでフィギュアスケートを放送することが出来ますね。
ロイター通信では、北アメリカのプライムタイムに合わせた競技スケジュールが組まれているとの報道もありました。
もちろん、見る側からしたら、録画で競技を見るよりも、生放送（ライブ）で競技を見た方が何倍も面白くてのめりこんで、観戦することが出来ます。きっと視聴率も何倍も違ってくることでしょう。
選手たちの感想や対応は？
フィギュアスケートの男子シングル・宇野昌磨選手は、午前中の試合ということで、寝坊しないようにしたい、とコメントしていました。女子シングルの坂本花織選手も、光で起きる目覚ましを用意したりと、朝起きること、選手たちの1つの関門となっているようです。
速報！平昌オリンピックフィギュア男子結果！羽生・宇野・ネイサンの順位は？
フィギュアスケートの試合は、午後や夜に行われることが多く、朝早くから起きて競技に臨むといいうことは、世界トップレベルの選手たちになればなるほど少ないことと思います。
そして、スピードスケートの選手たちも、韓国平昌での競技時間が夜遅いということで、韓国入りする前に、実際の競技時間に合わせたリハーサルをしていました。
どの競技の選手たちにとっても、北米や欧州のテレビ放送に合わせた競技時間に合わせることが一つの難題となっているようです。
カーリングでは、朝9時からの試合や夜8時台からの試合も行われており、こちらもテレビ放送を意識した試合スケジュールが組まれているように感じます。選手たちは、試合スケジュールにまで言及することはないのではと思うので、選手のコンデションも考えた試合スケジュールが組まれるといいのにと感じます。
平昌オリンピックカーリング全日程＆リーグ表！男子女子の勝敗は？追記あり
この後も、フィギュアスケートにスノーボードハーフパイプ、スピードスケートと目の離せない競技が目白押しです。北米、欧州などのテレビ放送に合わせた選手にとっては酷な試合スケジュールの中でも、コンディションを合わせ、記録を残す選手たちもいることと思います。
今後の平昌オリンピックの競技からも目が離せません。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
