平昌オリンピックスノーボードスロープスタイル＆ビッグエアー選手＆日程・ルール解説！

平昌オリンピックがいよいよ来月となりました。2018年2月に韓国ピョンチャンで行われる冬季オリンピック。日本からの代表選手もほぼ決まりつつあります。

スキーノルディック複合の代表選考は、1月22日と平昌オリンピック間近ではありますが、日本代表の有力候補である渡部暁斗選手は、体調も成績も申し分ないようです。代表発表のニュースを楽しみに待ちたいと思います。

そんな日本代表をすでに決めているスノーボード選手たち。スノーボードと一言で言っても、その競技は多彩です。

スノーボードハーフパイプ、パラレル大回転、そしてスロープスタイル＆ビッグエア―。その中でも、スノーボード スロープスタイルとビッグエア―という競技を見ていきましょう。日本代表選手の紹介や競技・放送時間や、ルールも解説していきます。

2018年1月20日追記：スノーボードスロープスタイル＆ビッグエア日本代表選手に4人が追加されました。

女子スノーボードスロープスタイル＆ビッグエアー日本代表選手の紹介！

2017年12月、2人として発表されたスノーボードスロープスタイル＆ビッグエア―日本代表。ですが、2018年1月20日、4人の選手が選考基準を満たしたとしてオリンピック出場を決めています。

スノーボードスロープスタイル＆ビッグエアの平昌オリンピック派遣推薦基準は、『世界選手権とワールドカップで１度、8位以内の成績を修めた選手』がそうです。

鬼塚　雅

鬼塚　雅（おにつか みやび）選手は、1998年10月生まれ19歳。熊本県出身です。中学校と高校は、熊本県の私立ルーテル学院中学校・高校。所属は、星野リゾート。現在は、早稲田大学スポーツ科学部に在学中。多数のアスリートが在籍することで有名な学部ですね。

藤森 由香

藤森由香（ふじもり ゆか）選手は、1986年6月生まれ31歳。アルビレックス新潟に所属しています。高校は、長野県の東海大学付属諏訪高校、JWSC全日本ウィンタースポーツ専門学校卒業しています。

岩渕 麗楽

キララクエストク

広野 あさみ

ＴＪＲ

男子スノーボードスロープスタイル＆ビッグエアー日本代表選手の紹介！

国武 大晃

ＳＴＡＮＣＥＲ所属。国武 大晃選手の父・大毅さんは、クワガタのブリーダーでギネス世界記録にも認定されている方だそうです。そんな世界に名をはせているお父さんを見習って、スノーボードでの成長にもつながっていたという国武大晃。ペットは、ハヤブサだそうです。

大久保 勇利

ムラサキスポーツ

2018年1月12日にアメリカコロラド州スノーマスで行われたスノーボードのワールドカップで優秀な成績を修めたことにより、平昌オリンピック代表の座をつかんだ選手。ワールドカップでの成績は以下のとおりです。

平昌オリンピックスノーボードスロープスタイル＆ビッグエア―競技日程とテレビ放送時間は？

スノーボードスロープスタイル　ルールを解説！

スロープスタイルのコースサイズとジャンプやアイテムはいくつ？

スロープスタイルのコースは、全長617m。コースに配置された6つのセクションのそれぞれのジャンプやレール・ボックスを選手が選んで滑走します。それぞれのアイテムを利用しながら、技を組み込んで来るので、選手の独自性も発揮できそうです。

平昌オリンピックのコースには、第1セクションから第3セクションには、階段の手すりのようなジブアイテムと呼ばれる障害物が配置されています。3つのジブアイテムはそれぞれ形状が異なり、難易度も様々です。

第4セクションから第6セクションは、キッカーと呼ばれるジャンプ台が配置されています。このキッカーもそれぞれ傾斜が異なり、選手たちはそれぞれの技に合わせてコースを選ぶことになります。

コースを見ているだけでは、どんな風に選手たちが滑ってくるのか想像も出来ません。

平昌オリンピックスロープスタイルの出場者や決勝進出者は何人？

平昌オリンピックでの各国の出場者は、男子40名、女子30名。男子選手は、20人ずつの2つのグループに分かれ、各グループの上位６選手が決勝へと進みます。女子選手は、30名から12人が決勝へと進みます。

予選の滑走は、2本。より高いスコアを採用とします。

決勝での滑走は何本？滑走の順番は？

決勝での滑走は、3本。予選での順位が低い選手から滑走します。

スロープスタイルの採点方式は？

スロープスタイルの採点は、6人以上のジャッジによって全体の印象を評価します。全体の印象を評価する基準としては、

　①技の高さ　②技の難易度　③技の完成度　④技の多様性　⑤技の流れ

などがあげられます。どれだけスムーズに技を行っていけるのかや、ジャンプの難易度などとてもダイナミックで洗練された演技が見所です。

 スノーボードビッグエアー　ルール解説！

スノーボードビッグエア―のコースサイズやどんな技？

スノーボードビッグエア―のコースは、スキージャンプのようになっています。30ｍの高さから70mの助走を滑走し、飛び出し口からジャンプし、技を競います。

平昌オリンピックビッグエア―の出場者は何人？予選や決勝進出者は何人？

平昌オリンピックでの出場選手は、男子40名、女子30名。そのうち、12人ずつが決勝に進みます。男子は、40名を2つのヒートに分け、各ヒートからスコア上位6人計12人が決勝へ。女子は、30人1ヒートの中からスコア上位12人が決勝へと進みます。

スノーボードビッグエア―決勝での滑走は何本？滑走の順番は？

決勝での滑走は、3本。滑走順は、予選のスコアの低い選手からとなります。3本滑った中で最も良いスコアが採用されます。 

スノーボードビッグエア―の採点方式は？

スノーボードビッグエア―の採点は、

①難易度　Difficulty
②完成度　Execution
③高さ　Amplitude
④着地　Landing

の頭文字をとって、『DEAL  Scores』と言われています。競技会場では、分かりやすくテレビモニターで映し出されることもあり、審判の評価を確認することが出来ることもあるそうです。

6人の審判（スコアリングジャッジ）が１～１００点の持ち点を持ち、評価するそうです。3本のうちの高得点の2本の合計得点で順位が決まるそう。

3本の滑走のうち、同じ回転方向の演技は、得点としてカウントされないそうなので、3本の滑走にはバラエティに富んだ演技を入れていくことが必要になります。

ものすごい高さから滑り降りて演技をするスノーボードスロープスタイルとビッグエア―、まだまだ日本人の選手は層が薄いかもしれません。ですが出場する選手のレベルは世界トップレベルです。メダルも期待できるスノーボードスロープスタイルとビッグエア―から目が離せません。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。