MGCファイナリストは誰?ファイナルチャレンジの設定記録が厳しい理由はなぜ?

マラソン 東京オリンピック

2020年に開催される東京オリンピック。夏季オリンピックの中でも人気な競技がマラソン。これまでにも、高橋尚子さん、野口みずきさんなどたくさんのメダリストを輩出しています。

そんなマラソンの代表枠は男女それぞれわずか3枠。その狭き門をかけて、たくさんの選手たちがしのぎを削っています。

東京オリンピックのマラソン代表2枠は、2019年9月15日に開催されるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の上位2名で決定。

残る1枠は、2019年冬から始まるファイナルチャレンジで決定することになります。

スポンサーリンク

 

MGCファイナリストは誰?

MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に出場した男子女子選手のうち、3位以降の選手は、ファイナルチャレンジとして、2019年冬から始まる大会で残りの1枠を争うことになります。

MGCファイナルチャレンジに設定されている競技会は、このようになっています。

MGCファイナルチャレンジとなる対象競技会は、以下の通りとなる。

<男子>
・福岡国際マラソン(2019年12月1日)
・東京マラソン(2020年3月1日)
・びわ湖毎日マラソン(2020年3月8日)

<女子>
・さいたま国際マラソン(2019年12月8日)
・大阪国際女子マラソン(2020年1月26日)
・名古屋ウィメンズマラソン(2020年3月8日)

引用:JAAFより

男子、女子ともに3大会がファイナルチャレンジの大会に設定されています。

MGC出場者は、2017年8月の北海道マラソンから、2019年3月に行われた名古屋ウィメンズマラソン2019までの大会で男子女子選手とも選出されました。

まずはMGCへの出場権を獲得し、3枠のうちの2枠がMGCで決定。3位以降の選手は、もう一度、ファイナルチャレンジで設定記録を上回る必要があります。

 

東京オリンピックマラソン男女代表選考ファイナルチャレンジの設定記録が厳しい理由はなぜ?

東京オリンピックマラソンの3枠の内、残る1枠は、2019年12月から始まる競技会でこのような設定タイムを出す必要があります。

男子は2時間05分49秒、女子は2時間22分22秒の設定記録を上回った最も速いタイムをマークした選手男女1名を代表に内定する。

また、もし、突破する者が出なかった場合は、MGCで3位となった競技者を選考するという流れになる。

引用:JAAFより

  • 男子… 2時間05分49秒
  • 女子… 2時間22分22秒

この設定記録を上回った選手のうち、最も早い記録を出した選手が東京オリンピックの最後の1枠を獲得します。

男子選手の設定記録『2時間05分49秒』の基準となったのは、男子MGC代表の大迫傑選手(ナイキ)が2018年のシカゴマラソンで出した最速記録『2時間05分50秒』。

MGC代表の中のトップの成績をさらに上回ることが条件となっているのです。これってすごく厳しい条件ですよね。

女子も同様に、MGC代表選手の中で最速の松田瑞生選手(ダイハツ)が2018年にベルリンマラソンで記録した『2時間22分23秒』よりも上回る『2時間22分22秒』を基準としています。

ということは、東京オリンピックの残る3枠目の選手というのは、1枠目、2枠目の選手よりもさらに早さが求められることになるのです。

この記録に至った理由として、強化委員会では、『スピード』が重視されたとか。

MGC代表の中でも最速の大迫傑選手の記録『2時間05分50秒』は、ここ数年の世界の選手の記録と比較すると、第7位程の記録。

女子については、MGC代表の女子選手最速の松田瑞生選手の『2時間22分23秒』は、世界のレベルと比べると、第8位ほど。

かつては、高橋尚子さんや野口みずきさん、有森裕子さんなどのメダリストを輩出したことと比較すると、東京オリンピックでの日本選手は、かなり厳しい戦いを強いられることになりそうです。

だからこそ少しでも早く、スピード感を重視した設定基準になっているのでしょう。

 

MGCファイナルチャレンジの出場資格は?

東京オリンピックマラソン代表選手を決めるMGC。2017年から2シーズンをかけて、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権をかけて戦いが繰り広げられていました。

そんなMGCで決まる東京オリンピックマラソン代表選手は、2枠のみ。残る1枠は、2020年の直前のシーズンに行われるファイナルチャレンジの大会で決定します。

ファイナルチャレンジの出場資格は、MGCを完走している選手となっています。そしてさらに、タイムもMGCへの出場資格よりも、さらに早さが求められます。

とはいえ、ファイナルチャレンジで、男子…2時間05分49秒、女子…2時間22分22秒を上回る選手がいなければ、MGCで時点となった選手が、3枠目を獲得します。

 

まとめ

『MGCファイナリストは誰?ファイナルチャレンジの設定記録が厳しい理由はなぜ?』としてまとめてきました。

夏季オリンピックマラソンでは、何人ものメダリストを輩出している日本。ですが2020東京オリンピックでは、厳しい戦いとなりそうです。

1秒でも早く、スピード感のある選手が現れることが期待されているようです。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

スポンサーリンク