フィギュアスケートのジャンプの見分け方を図解!難易度順に由来も解説!

アクセル

フィギュアスケートが好き!羽生結弦選手や宇野昌磨選手、宮原知子選手、坂本花織選手のファンであっても、なかなか分かりにくいジャンプの見分け方。

テレビで見ていると、解説者の方が『トリプルアクセル!』『4回転ルッツ!』『4回転サルコウ!』『トリプルサルコウ!』と解説してくれます。

解説者の本田武史さんと八木沼純子さん、織田信成さんや荒川静香さん。そして、村上佳菜子さん。見る人によって、解説の仕方にも好みがあると思いますが、どの方もとても分かりやすくていいですね。

管理人自身も、フィギュアスケートは大好き。でも専門的なことはよくわかりません。ということで、勉強のためにも、フィギュアスケートジャンプの見分け方を調べてみました。

間違いがあったらメッセージ下さいませ。

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フィギュアスケートのジャンプの見分け方を図解!難易度順に由来も解説!

フィギュアスケートのジャンプは、6種類。比較的簡単といわれている順に、トウループ、サルコウ、ループ、フリップ、ルッツの順でアクセルが一番難しいと言われています。

難易度 ジャンプ名
難しい アクセル
ルッツ
フリップ
ループ
サルコウ
易しい トウループ
難易度 ジャンプ名

全てのジャンプは、降りる時に後ろ向きに降ります。これは、スケート靴の刃(エッジ)の構造によるもの。スケート靴のエッジは前側にギザギザが付いています。このために、ジャンプを前向きに降りてしまうと、スケート靴の刃のギザギザの部分が氷にあたって、滑りが止まって転んでしまうのだそう。

ジャンプの点数は、決まっていて難易度が高くなればなるほど、点数は高くなります。エッジエラーなどや回転不足などがあると、点数は減点されていきます。転倒による減点は、1点です。

 

①トゥループ(T)ジャンプの見分け方は?第一人者は誰?

フィギュアスケートのジャンプの中では、一番簡単といわれているトゥループジャンプ。コンビネーションジャンプの2つ目に跳ばれることが多いようです。1920年にブルース・メープスというアメリカ人スケーターが飛んだのが最初と言われているそう。

ブルース・メープス以降、アメリカのトーマス・リッツが1964年に3回転トウループを成功させています。その後、1988年にカナダのカート・ブラウニングが回り過ぎを取られはしましたが、4回転トウループに成功したそう。

2017年ロシアのジュニア選手、アレクサントラ・トゥルソワ選手が4回転を跳んだのもトウループジャンプ。まだジュニアでの成功しかないので、シニアに上がってくるのがとても楽しみなアレクサンドラ・トゥルソワ選手です。シニアに上がるのは、2019/2020シーズンから。

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右足の外側のエッジに重心をかけて、左足のつま先(トウ)を付いて跳びます。滑ってきた軌道に沿って自然に飛ぶように見えるので、初心者でも見分けがつきやすいように思います。

トゥループ トウループコマ送り画像

引用:日本スケート連盟より

 

②サルコウ(S)ジャンプの見分け方は?初めて跳んだのは誰?

安藤美姫さんが14歳の時、女子で初めて4回転ジャンプを跳びました。その時のジャンプがサルコウジャンプ。『サルコウ』という名前は、サルコウジャンプと跳んだのが、『ウルリッヒ・サルコウ』という方だったからだそうです。

フィギュアスケートサルコウジャンプ名前の由来は?4回転成功させた女子選手は?

ジャンプの中でも難易度が低いと言われていて、コンビネーションジャンプの1つとして跳ばれることが多いジャンプです。

サルコウ サルコウコマ送り画像

引用:日本スケート連盟より

 

③ループ(Lo)ジャンプの見分け方は?第一人者は誰?

ループジャンプを始めて跳んだのは、ヴェルナー・リットベルガーという選手。1910年ドイツでのことだそう。ヨーロッパでは、『リットベルガー』とも呼ばれることもあるそうです。

トウループジャンプと同様にコンビネーションジャンプの2つ目として跳ぶことが多いようです。ですが、ジャンプを下りた右足で、再度ジャンプしなければならないので、トウループのコンビネーションジャンプよりも難易度が高いとされているそう。

ループ ループコマ送り画像

引用:日本スケート連盟より

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④フリップ(F)ジャンプの見分け方は?名前の意味は?

Flip(フリップ)とは英語で、さっと裏返す、ひっくり返す、ポンと打つという意味。最初に富んだ人の名前から由来していることが多いフィギュアスケートジャンプの名称ですが、フリップは、最初に跳んだ人は不明のようです。

 

フリップ フリップコマ送り画像

引用:日本スケート連盟より

 

⑤ルッツ(Lz)ジャンプの見分け方は?初めて跳んだのは誰?

オーストリアの『アロイス・ルッツ』という人が、1913年に初めて跳んだのが由来だそうです。

ルッツは、左足外側のエッジに重心をかけて跳ぶジャンプ。元フィギュアスケーターの鈴木明子さんが、すっぽ抜けると腰を強打する、と言われていたのが、このルッツジャンプだと思います。

左足外側のエッジに重心をかけて跳ぶのがルッツ。フリップの重心は、左足内側。とてもよく似ていて見分けがつきにくいジャンプです。

 

ルッツ ルッツコマ送り画像

引用:日本スケート連盟より

 

⑥アクセル(A)ジャンプの見分け方を解説!第一人者は、誰?

ジャンプの王様と言われているアクセルジャンプ。ノルウェーの『アクセル・パウルゼン』という方に由来しているそうです。

ジャンプの中でも前向きに飛ぶのは、アクセルジャンプだけなので一番見分けがつきやすいジャンプだと思います。

前向きに飛び始めて後ろ向きに下りるので、半回転多く飛ぶことになります。3回転(トリプル)アクセルを公認試合で跳んだ女子選手は、世界で7人。オリンピックで決めた選手は3人となっています。

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そして、羽生結弦選手は、平昌オリンピックでの2大会連続金メダルを獲得した後のインタビューで、『4回転アクセル』に挑戦するとコメントしました。世界でクワド(4回転)アクセルを跳んだ選手は一人もいません。これが成功したら、すごいことですね。

アクセル アクセルコマ送り画像

引用:日本スケート連盟より

 

まとめ

『フィギュアスケートのジャンプの見分け方を図解!難易度順に由来も解説!』というテーマで書いてきました。いかがでしょうか?少しはジャンプの見分け方の参考になったでしょうか?

管理人自身、フィギュアスケートが大好きなのですが、ジャンプの見分け方は怪しいものがあります。2018/2019シーズンはルール改正が行われて最初のシーズンとなります。4年後の北京オリンピックまでに新ルールも軌道に乗ることと思います。

新ルールの決まるISU総会は、6月に行われる予定となっています。ジャンプなどの点数も大幅に見直されるようです。

 

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

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