フィギュアスケートジャンプの種類や基礎点はいくつ?難易度や基礎点Vも解説!

羽生結弦 宇野昌磨

冬のオリンピックの人気種目のフィギュアスケート。オリンピックだけでなく、全日本フィギュアスケート選手権やNHK杯など、日本で行われるフィギュアスケートの大会は、とても人気がありますね。

テレビなどでも放送されますし、なんといっても選手たちの華麗な演技に目を奪われます。そして、冬季オリンピック2連覇を果たした羽生結弦選手。66年ぶりの快挙に日本人としてとても誇りに思います。

そして平昌オリンピック銀メダルをかっく得した宇野昌磨選手、素晴らしい演技でした。

とても人気なフィギュアスケートですが、実際のところ、ジャンプっていくつ種類があるのでしょうか。簡単そうに選手たちは、ジャンプを飛びます。ジャンプの難易度や点数はどうなっているのでしょうか。見ていきましょう。

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フィギュアスケートジャンプの種類はいくつ?難易度は?

フィギュアスケートのジャンプの種類は、6つ。

①トゥループ
②サルコウ
③ループ
④フリップ
⑤ルッツ
⑥アクセル

トゥループが比較的簡単とされ、順に難易度が上がり、アクセルが一番難しいとされています。

それぞれに1回転がシングル、2回転がダブル、3回転がトリプル、4回転がクワドと言われ、一回転のトゥループは、『シングルトゥループ』。3回転のアクセルジャンプは、『トリプルアクセル』と呼ばれています。

回転数とジャンプの名前を組み合わせて、フィギュアスケートのジャンプの名前は、付けられています。

羽生結弦 宇野昌磨

 

フィギュアスケートジャンプの基礎点を解説!

フィギュアスケートの演技をテレビで見ていると、画面左上に点数が表示されていきます。これは、技に対する点数が加算されていくもの。

例えば、トリプルアクセルにチャレンジして成功した場合、トリプルアクセルの点数8.5が加算されていきます。

回転不足かエッジエラーのどちらかがあった場合、減点となり基礎点Vの得点となります。回転不足とエッジエラー、両方とも合った場合には、減点となり基礎点V1の得点になります。

フィギュアスケートのジャンプの基礎点はこのようになっています。

回転数 名称 略称 基礎点 基礎点V 基礎点V1
シングル(1回転) トゥループ 1T 0.4 0.3
サルコウ 1S 0.4 0.3
ループ 1Lo 0.5 0.4
フリップ 1F 0.5 0.4 0.3
ルッツ 1Lz 0.6 0.5 0.4
アクセル 1A 1.1 0.8
ダブル(2回転) トゥループ 2T 1.3 0.9
サルコウ 2S 1.3 0.9
ループ 2Lo 1.8 1.3
フリップ 2F 1.9 1.4 1.3
ルッツ 2Lz 2.1 1.5 1.4
アクセル 2A 3.3 2.3
トリプル(3回転) トゥループ 3T 4.3 3.0
サルコウ 3S 4.4 3.1
ループ 3Lo 5.1 3.6
フリップ 3F 5.3 3.7 3.2
ルッツ 3Lz 6.0 4.2 3.6
アクセル 3A 8.5 5.9
クワド(4回転) トゥループ 4T 10.3 8.0
サルコウ 4S 10.5 8.1
ループ 4Lo 12.0 8.4
フリップ 4F 12.3 8.6 8.0
ルッツ 4Lz 13.6 9.5 8.4
アクセル 4A 15.0 10.5

3回転ジャンプの中でも、比較的簡単とされているトゥループとアクセルでは、4.2点ものスコアに差があります。失敗してでも、難しい技に挑戦することで、高い点数からの減点をされていくことを作戦としていく選手もいます。

逆に、技の難易度を下げて、GOEという出来栄え点を加算されるような質の高いジャンプをして、点数を取っていく選手もいます。

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2010年バンクーバーオリンピックでの浅田真央さんとキム・ヨナさんの戦い方の違いとは?

2010年バンクーバーオリンピックでの浅田真央さんとキム・ヨナ選手選手の戦い方には、対照的なものがありました。より難度の高いトリプルアクセルに果敢に挑戦する浅田真央選手。

対照的に、トリプルジャンプの中でも比較的技の難易度の低いジャンプを飛び、出来栄え点を積み上げていくキム・ヨナ選手。

その評価には、賛否両論ありました。浅田真央さんがトリプルアクセルを成功させたのに、なぜ銀メダルなのか。トリプルアクセルを飛ばないキム・ヨナさんがなぜ金メダルなのか?と。

ディックバトンと羽生結弦の共通点とは!サンモリッツオリンピックでの演技が印象的!

平昌オリンピックの羽生結弦選手の戦い方と宇野昌磨選手の戦い方と共通するものがあります。果敢に難しい難度の4回転ジャンプに挑戦する宇野昌磨選手と、ジャンプ難度を下げてもGOE (出来栄え点)で満点の加点をもらう羽生結弦選手。

どちらが得点が高かったかは、羽生結弦選手と2010年バンクーバーオリンピックのキム・ヨナ選手のメダルの色の通りです。確実に出来栄え点を加算できる質の高いジャンプを飛ぶことで、一か八かの難しいジャンプに挑戦しなくても、得点はとれる。

それが、オリンピックの戦い方。そして、カナダのクリケットクラブ、ブライアン・オーサーの戦い方のように感じています。キム・ヨナ選手がバンクーバオリンピックで金メダルを獲得した時もブライアン・オーサーに指導を受けていました。

選手は違えど、それぞれのコーチの戦い方は引き継がれているように感じました。

 

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

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