フィギュアスケートを見ていると、ジャンプやスピン、ステップなどの技に目が行くのはもちろんなのですが、選手が着ている衣装もとても気になりますよね。
衣装は、選手たちの演技を演出するためには、とても重要な役割を果たしています。そんな衣装ですが、ルールがあるんです。そして、そのルールを違反してしまうと減点にもなります。
ジャンプやスピンなどの技での減点だけでなく、衣装に関する減点もあるなんて、選手たちは気が抜けませんね。では、衣装のルールってどんな規則になっているのでしょうか。見ていきましょう。
フィギュアスケート衣装の減点やルールについて解説!
フィギュアスケートの衣装による減点はどのようなルールにのっとって決まっているのでしょうか。まずは、衣装に関するルールを見ていきましょう。
フィギュアスケートの衣装に関するルールは、ISU国際スケート連盟ではこのように規定されています。
Rule 501
Clothing
1. At ISU Championships, the Olympic Winter Games and International Competitions, the clothing of the Competitors must be modest, dignified and appropriate for athletic competition – not garish or theatrical in design.
Clothing may, however, reflect the character of the music chosen. The clothing must not give the effect of excessive nudity inappropriate for the discipline. Men must wear full length trousers and must not wear tights. In addition, in Ice Dance, Ladies must wear a skirt. Accessories and props are
not permitted.
Clothing that does not adhere to these guidelines will be penalized by a deduction (see Rule 353, paragraph 1.n).
For Ice Dance, exceptions to the restrictions may be announced by the IDTC if appropriate to the Rhythms selected for the Short Dance.2. The decorations on costumes must be non-detachable. Part of the costume or decoration falling on the ice will be penalized by a deduction (see Rule 353,paragraph 1.n).
出典:INTERNATIONAL SKATING UNION
SPECIAL REGULATIONS & TECHNICAL RULES
SINGLE & PAIR SKATING and ICE DANCE 2016
要するに、
ISU国際スケート連盟の世界選手権や冬季オリンピック・国際大会の衣装は、品があって控えめで、フィギュアスケート競技にふさわしい華美にならないデザインの衣装で、音楽の印象に則しているもの。
肌の露出は必要以上にはせず、男性は長ズボンを着用し、タイツははかないこと。アイスダンスの場合には、女性はスカートを着用。アクセサリーや小道具は、使用しないこと。
衣装の装飾は、氷の上に落ちないようにすることと、取り外しができないようなものであること。氷上に落下した場合には、減点となります。
ということです。そして、更に男性の袖の長さは、半袖までとも言われているとか。
- 品があって控えめで肌の露出は必要以上にはしない
- 音楽のイメージに合っていること
- 男性は長ズボンを着用、タイツは着用しない
- アイスダンスの女性はスカート着用する
- アクセサリーや小道具は使用しない
- 装飾品は氷上へ落下しないようにする
- 男性の袖の長さは、半袖まで
フィギュアスケートのシングルとペアでは、小道具を持って演技をしてはいけないことになっています。エキシビションでの小道具って、プログラムの演出として、とても楽しいものなのですが、競技会での小道具の使用は禁止となっています。
小道具と言えば、スペインのハビエル・フェルナンデス選手のエキシビションでのチャップリンの杖とか、スーパーマンのプログラムでのマントとか、とても楽しい演出になりますよね。
ロシアのアリーナ・ザギトワ選手のエキシビションでのヒョウの衣装を着て滑るプログラムも明かりを使った演出で、楽しいですよね。
そして、装飾品の氷上落下もマイナス1の減点対象となっています。衣装の一部と言うと、例えば、ラメとかビーズとか羽根とか、髪飾りなどがあるでしょうか。
『男性選手の袖の長さが半袖まで』というルールがあります。ですが、2016年グランプリファイナルの時に、アダムリッポン選手が黒いタンクトップの衣装で登場しました。
アダムリッポン選手のキャラクターもあるのか、嫌な雰囲気は全くなく減点もありませんでした。
フィギュアスケート衣装の装飾品が落ちると減点!高橋大輔の装飾品が落ちてマイナス1に!
フィギュアスケート衣装の減点対象となってしまうのは、衣装についている装飾品が落ちてしまうこと。過去には、このような例もありました。
高橋大輔さんの衣装から羽根がひとひら落ちて、マイナス1の減点となったという事例がありました。2012年の全日本フィギュアスケート選手権の時のことです。
プログラムごとにマイナス1点となってしまうので、衣装には細心の注意を払った方が良さそうですね。にしても羽根が落ちるってこと、ありそうですよね。
まとめ
『フィギュアスケート衣装の減点やルールを解説!落ちる装飾品は注意!』として、まとめてきました。フィギュアスケートの衣装って、ラメやビーズ・羽根などがたくさんついているイメージなのですが、氷の上に落ちると減塩となってしまうのですね。
高橋大輔さんの羽根が落ちてしまったことがあるようですが、逆にほとんどの場合、落ちないということが不思議なくらいです。白鳥を演じられる女子選手たちもたくさんいることともいます。そんな衣装の時には、羽根ってたくさんついているような気がします。
それでも3回転ジャンプを何度も飛んで、遠心力がったとしても、落ちないくらい頑丈に装飾品はつけてあるのでしょうね。
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衣装の減点と言えば、2018年平昌オリンピックの時には、フィギュアスケートのアイスダンスペアで、衣装がはだけるという事態が起こっていましたね。1ペア目は、韓国のミン・ユラ選手のペア、1ペア目は、フランスのパパダキス選手ペア。
どちらのペアも衣装に関する減点はなかったようです。アイスダンスの衣装はとても女性的な衣装なので、はだけることのないように細心の注意が必要になりそうです。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。