世界選手権の枠取り条件とは?フィギュア来シーズンの出場人数を決める方法

宇野 昌磨

フィギュアスケートのシーズンもいよいよ終盤。平昌オリンピックでの日本選手たちの活躍は、とても嬉しいことばかりでした。男子では、羽生結弦選手が66年ぶりの冬季オリンピックでの金メダル獲得。そして、宇野昌磨選手も銀メダル獲得と言う日本人選手のワンツーフィニッシュ。

そして女子選手では、宮原知子選手も坂本花織選手も自己ベストを更新する上出来の結果となりました。世界の壁は果てしなく高くなり続けていますが、それぞれの選手の精いっぱいの演技と演技終了後の清々しい笑顔がとてもステキでした。

来シーズンもフィギュアスケート選手の清々しい笑顔がたくさん見られるといいと思います。そんな選手たちの出場枠取りを決めるのが3月に行われる世界選手権。フィギュアスケートの出場枠取りはどのように決定されるのでしょうか。出場枠取りのための条件やこれまでの決定した経緯を見ていきましょう。

来シーズンの出場枠も分かり次第追記していきます。

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フィギュアスケート出場枠取りの条件とは?何位だと3枠獲得できるの?

フィギュアスケートの国際大会の出場枠取りは、前シーズン3月の世界選手権の成績に応じて決まります。2018年平昌オリンピックでは、男子シングル3枠、女子シングル2枠、ペア1枠、アイスダンス1枠の出場枠がありました。

この枠は、2017年3月に行われた世界選手権で決定していました。では、どのような成績を修めれば出場枠はもらえるのでしょうか。その条件はこのようになっています。

 

フィギュアスケート出場枠3枠になる条件とは?2017/2018シーズンの男子シングルの場合

 

フィギュアスケート出場枠が3枠になる条件を見ていきましょう。

 

出場人数3人(組) 成績上位2選手(組)のうち、1選手(組)が2位以上の場合。または、2選手(組)の合計順位が13位以上の場合
出場人数2人(組) 2選手(組)の合計順位が13位以上の場合
出場人数1人(組) 1選手(組)が2位以上の場合

 

2017/2018シーズン出場枠が3枠だった日本の男子シングルフィギュアスケート。2017年3月に行われた世界選手権での結果は、第一位羽生結弦選手、第二位宇野昌磨選手、第三位ボーヤン・ジン(金博洋)選手となっていました。

3選手出場しても成績上位2位の選手の成績によって決まるという条件。2選手のうちの1選手が2位以上のなので、3枠が決定しました。1選手だけが2位までに入れば3枠が確保できます。

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2017年3月の世界選手権では、宇野昌磨選手も2位に入っています。なので更に3枠もらえる………、なんてことはありません。枠は、最大で3枠となっています。

 

 

フィギュアスケート出場枠2枠になる条件とは?2017/2018シーズンの女子シングルの場合

 

フィギュアスケート出場枠が2枠になる条件を見ていきましょう。

 

出場人数3人(組) 成績上位2選手(組)のうち、1選手(組)が10位以上の場合。または、2選手(組)の合計順位が28位以上の場合
出場人数2人(組) 2選手(組)の合計順位が28位以上の場合
出場人数1人(組) 1選手(組)が10位以上の場合

 

2017/2018シーズンで2枠を獲得した日本女子シングル。2017年3月の世界選手権に出場したのは、三原舞依選手、樋口新葉選手、本郷理華選手の3人でした。

成績は、第5位三原舞依選手、第11位樋口新葉選手でした。3選手出場していても成績上位2選手の成績で決まる条件なので、第5位+第11位=16位となり、28位以上になるので2枠獲得となりました。

 

予選通過出来なかった場合の条件とは?

予選通過できなかった選手(組)の条件もあります。

予選通過できずショートプログラム(ショートダンス)に進めなかった選手 20位
ショートプログラム(ショートダンス)で上位24位に入れなかった選手(組) 18位
フリースケーティング(フリーダンス)で16位~23位の選手 16位
15位以上の選手(組) そのままの順位

2017/2018シーズンのスペイン選手は、ハビエル・フェルナンデス選手とハビエル・ラジャ選手の2人が出場しました。成績は、第4位ハビエル・フェルナンデス選手、第27位ハビエル・ラジャ選手となりました。

第27位は、フリースケーティングへと進むことはできず、順位は18位として考えます第4位+第18位=22位となり、28位以上なので出場枠は2枠となりました。

 

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2018/2019シーズンの枠取りはいつ?いくつ枠取りできるかを予想!

2018年3月24日にフリースケーティングが行われる世界選手権の日本からの出場男子選手は、宇野昌磨選手、田中刑事選手、友野一希選手(羽生結弦選手の欠場に変わり出場が決まりました。)、女子選手は、宮原知子選手、樋口新葉選手が出場します。

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男子女子ともに3枠を確保するためには、2選手の合計順位が13位となる必要があります。例えば男子シングルでは、宇野昌磨選手が第一位か第二位に入るのは確実だと思うので、3枠獲得は大丈夫だと思います。

女子シングルでは、宮原知子選手と樋口新葉選手の2選手で力を合わせて13位以内に入ることが必要になります。宮原知子選手は調子が良いですし、樋口新葉選手も2017年12月日本フィギュアスケート選手権以降、練習もしっかりしてこれているのではと思うので2人合わせて13位以上に入ることは出来ると思います。

2018/2019シーズンは、女子シングルも3枠の出場枠を確保できることと思います。2018年3月24日に行われる世界選手権が楽しみになってきました。

 

2018/2019シーズンフィギュアスケート日本の出場枠はいくつ?

男子シングルのショートプログラムを終えて、宇野昌磨選手が第5位となっています。友野一希選手は第11位。まだフリーを残しているので、暫定順位ではあります。ですが、出場枠3枠獲得するには、上位2選手の合計順位が13位であることが必要。

どこまで宇野昌磨選手も、友野一希選手も順位を上げてきてくれるか、期待したいとと思います。女子シングルは、宮原知子選手第3位、樋口新葉選手第8位。3枠の獲得は、大丈夫そうです。フリーも頑張ってください。

女子シングルのフリーの演技が終了しました。

日本は、樋口新葉…第2位+宮原知子…第3位→第2位なので、3枠獲得
ロシアは、アリーナ・ザギトワ…第5位+マリア・ソツコワ…第8位→計13位なので、3枠獲得
カナダは、ケイトリン・オズモンド…第1位+ガブリエル・デールマン…第7位→第1位なので、3枠獲得
イタリア
は、カロリーナ・コストナー…第4位+エリザベッタ・レカディ…第21位ですが、16位として計算→計20位。2選手出場で計28位以下なので、2枠獲得
アメリカ
は、ブラディ・テネル…第6位+長洲未来…第10位→計16位なので、2枠獲得

日本、ロシア、カナダが2018/2019シーズンの出場枠3枠を獲得しました。アメリカは、2017/2018シーズン3枠でしたが、2枠に1つ減ることになりました。

樋口新葉選手の演技、すごく良かったですね。平昌オリンピックの出場を逃して、怪我もあり、辛い時期を過ごしていたことと思います。ノーミスの演技、そして、日本の来シーズンの出場枠3枠獲得に貢献してくれました。2018/2019シーズンも期待しています。

そして驚いたのが、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手。ザギトワ選手、平昌オリンピック後に3cmも身長が伸びているという情報もあります。この急激な体形の変化にジャンプが崩れてしまったのでしょうか。演技終了後の涙に悲しくなります。アリーナ・ザギトワ選手とマリア・ソツコワ選手で計13位。ギリギリ3枠獲得です。

男子シングルの3枠獲得が微妙な感じになっています。宇野昌磨選手と友野一希選手、少しでもフリーで順位を上げて欲しいところです。

友野一希選手、すごく良い演技でしたね。パーソナルベストも大きく更新です。羽生結弦選手に変わり出場となった友野選手。ジュニアからシニアへと上がって初めてのシーズン。素晴らしい世界選手権デビューでした。

宇野昌磨選手、転倒が続きましたが、最後にコンビネーションジャンプを入れたりと何とか形にしました。3枠の出場枠獲得です。そして、宇野昌磨選手のメダル獲得も決まりました。あとは、色が何色になるか。宇野昌磨選手、銅メダル獲得となりました。

アメリカのネイサン・チェン選手、すごい点数がフリーでは出ました。平昌オリンピックでもフリーは、ものすごい演技でした。これで、アメリカの2018/2019シーズンの出場枠も3枠獲得です。

男子シングル 3枠
女子シングル 3枠
ペア
アイスダンス

出場枠が確定したら追記したいと思います。

 

 

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

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