フィギュアスケートシーズンもそろそろ終わりを迎えようとしています。そんな中、来シーズンへの飛躍のために、楽しみなニュースが入ってきました。
本田真凜選手が海外へ練習拠点を移すそうです。それもお兄さんの本田太一選手と一緒に。そして支持するコーチは、ネイサン・チェン選手の今のコーチ・ラファエル・アルトゥニアンさん。
ネイサン・チェン選手は５つの4回転ジャンプを跳ぶことが出来る世界有数のトップスケーターです。そんなトップスケーターを輩出するコーチに師事できるなんて、本田真凜選手とても幸せですね。
本田真凜選手は、ラファエル・アルトゥニアンコーチに師事して、どのように成長していくのでしょうか。何をよくすれば、世界の表彰台に上がれる選手へと成長していくことが出来るのでしょうか。
本田真凜のジャンプがすごい！でももう少し加点がもらえたら…。
本田真凜選手の実力は、日本でも折り紙付きですね。トリプル（3回転）ジャンプは、フリップ、トウループ、ループ、ルッツ、サルコウと5種類のジャンプを試合で跳ぶことが出来ます。
2017年12月に行われた全日本フィギュアスケート選手権では、3回転ジャンプの中では、トリプルループだけは、GOE（出来栄え点）にマイナスがついてしまいました。ですが、その他のフリップ、トウループ、ルッツ、サルコウには、全て加点がもらえるほどの完成度を持っています。
そしてアクセルは、2回転ジャンプを試合で跳んでいて、更に加点ももらえるほどの実力があります。難しいトリプルアクセルですが、練習次第では3回転で跳ぶことも可能なのではないかと思っています。
昨年末の全日本選手権でのジャンプの加点は、最高で『+1.3』の加点がもらえています。ジャンプでの加点をもう少しもらいたいところです。
ここまで成長しているトップスケーターなので、ほんの少しの調整が難しかったりするのかもしれませんね。ラファエル・アルトゥニアンコーチは、ジャンプの指導にとても定評のあると言われているコーチ。
ネイサン・チェン選手や浅田真央選手を見ていてもよく分かります。ジャンプの精度がもっと上がるとすごく点数も伸びてくるような気がします。
本田真凜のGOE出来栄え点は、もっともらえるはず！
本田真凜選手には、日本人選手にもなかなかない華やかさがあります。本田真凜選手がリンクに出てくるだけで、その場がパッと明るくなるような、天性の華やかさ。
そんな華やかさは、出したくても出せるものじゃないと思うので、とても恵まれている才能の1つだと思います。日本のみならず、海外でも人気がある選手の一人だと思います。
だからこそ、もっともっといい演技が出来るはず！と思いませんか？
日本にいて、濱田美栄コーチには、愛のむちと言える厳しい言葉もあったようです。ですが、濱田美栄コーチも本田真凜選手の天性の才能を信じてこその言葉だったと思います。
本田真凜選手のGOE（出来栄え点）は、あまり高い点数ではありません。そして、ファイブコンポーネンツと言われる点数も、7点台や8点台が目につきます。
宮原知子選手や坂本花織選手は、8点台や9点台のファイブコンポーネンツが付いています。本田真凜選手も8点台や9点台の評価をもらえるだけの実力があると思うので、頑張って欲しいと思います。
ラファエル・アルトゥニアンコーチの経歴や実績は？
ラファエル・アルトゥニアンコーチは、現在、ネイサン・チェン選手やアダム・リッポン選手、アシュリー・ワグナー選手を指導しています。アメリカの女子シングルのマライア・ベル選手もラファエル・アルトゥニアンコーチに師事しています。
以前師事していた選手の中には、日本の浅田真央選手や浅田舞選手もいます。そして現在では、羽生結弦選手の振り付けを担当しているジェフリー・バトルさんもアルトゥニアンコーチの教え子です。
世界有数のトップスケーター達を指導する実績を持つラファエル・アルトゥニアンコーチ。ネイサン・チェン選手が先日の2018世界選手権で演技を終えた時には、力強いガッツポーズが印象的でした。
ラファエル・アルトゥニアンコーチは、ソビエト出身のコーチだそうです。アメリカ選手のコーチをしている印象が強くて、アメリカ人なのだとばかり思っていました。
1957年ソビエト生まれの60歳。ロシアでフィギュアスケート指導もしていたようですが、2000年からは、アメリカロサンゼルスに移り住み、コーチをしているそうです。
2018/2019シーズンからの本田真凜選手がどんな風に成長しているのか、とても楽しみです。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
